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施設訪問診療のご案内

精神症状への対応で
お困りの施設様へ

介護施設の現場では、入居者様の不穏や拒絶、幻覚、妄想といった精神症状への対応に苦慮される場面が少なくありません。こうした症状は、ご本人の生活の質を損なうだけでなく、ケアにあたる職員の皆様の大きな負担となります。

当院では、介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム等の施設に伺い、精神科専門医の視点から診療を行っています。私たちは、施設の管理医(主治医)やスタッフの皆様と情報を共有しながら、入居者様の心身が安定した状態を保てるよう努めて参ります。

診療における
具体的な取り組み

多くの高齢者医療の現場において、専門医による対応が望ましいと考えられる点がいくつかあります。

お薬の継続的な見直し 数年前から同じ内容の薬が漫然と継続されているケースが見受けられます。そのような場合は、加齢に伴う脳や身体の変化に合わせ、薬の種類を入れ替えたり、量を減らしたりする調整が必要です。これにより、ふらつきや転倒のリスクを抑え、日中の活力を取り戻すことにつながります。

副作用の早期発見と対処 日中の強い眠気や意欲の低下がお薬の影響である場合がありえます。当院では、診察で得られた所見と臨床経験をもとに、単なる老化現象と片付けず、お薬の影響を慎重に見極めます。過剰な鎮静を解くことで、その方本来の表情を引き出すことを目指します。

ご家族と過ごす時間の確保 精神的に不安定な状態では、面会に来られたご家族と穏やかな時間を過ごすことが困難になります。適切なケアによって状態を整え、ご本人とご家族が互いに安心できる関係を維持できるよう検討いたします。

職員の方々への助言 病気の影響で起こる言動を正しく理解することで、スタッフの皆様の対応における戸惑いが軽減されることがあります。診察を通じて、その方への具体的な接し方の指針を共有し、現場の負担を和らげる一助となればと考えています。

診療体制と運用ルール

1.施設管理医(主治医)との協力

当院の介入は、施設の管理医が精神科の介入が必要と判断された場合に限ります。管理医の方針を尊重しながら、専門的なアドバイスを行い、共に支える体制を整えます。

2.定期訪問と看護職員との情報共有

原則として2週に1回程度の頻度で訪問し、診察を行います。看護職員の方々と常に情報を共有し、状態が変化した際の指示出しや、日常のケアにおける注意点を伝えます。

3.薬剤の配送

対象施設の場所にもよりますが、提携薬局と連携し、処方したお薬が直接施設まで届けられる仕組みを整えています。

4.他科専門医の紹介

入居者様の状態に応じ、必要があればスポットで皮膚科や内科の専門医をご紹介することも可能です。

5.費用について

  • 診療費
    入居者様の診察や処方にかかる費用は、通常の保険診療(ご本人負担)となります。
  • 運営協力費
    専門的な助言やスタッフとの連携、スタッフへの教育、管理マニュアルの作成に関する助言等を継続するための費用として、施設様より月額の費用をいただいております。

対象エリアと日程

  • 対象エリア
    当院(広尾)から車で片道30分圏内の施設。
  • 訪問日程
    施設の行事や管理医の回診日を考慮し、ご相談の上で決定します。